「各業界の先輩達(現役のプロ)の話しを聞いてみませんか」と、龍谷大学教職員組合と伏見地区労、伏見ふれあいユニオンと龍大生有志の会は19日に龍大で行われ、20数名の学生が参加し熱心に聴き入りました
 中学教員を目指す龍大4回生が司会を勤めたことも斬新的。開会あいさつで龍大教組の角岡賢一委員長は「労働者の権利を守ることがとても大切。多分野の人たちの生の声を聞くこういう場を設けて、みなさんの将来の展望が見えたらと思います」とのべました。地方公務員(京都市職員)、教員(区内市立中学)、税理士、マスコミ(KBSディレクター)のみなさんからそれぞれの仕事・職種、働くこと、労組の役割や若い人に望むことなどについて話されました。
 7年目の市職員からは相次ぐ不祥事や不正常な同和団体との関係などがだされ、ベテラン50代の中学の先生からは「学校は不夜城で激務できつい仕事になってきており中途退職がたくさんでている。しかし子供達と接してたらやりがいや喜びがある。若い先生はもっと自主的な勉強をして欲しい」と注文しました。
 KBSのベテランディレクターからは会社再建の闘いから放送の社会的使命や労働組合の大きな役割などが述べられました。見神守伏見地区労議長が閉会あいさつで「初めての取り組み今後みなさんの多様なニーズに応えていきた。労働組合は人間らしくいきる。人間としての仲間づくりではないか」と呼び掛けました。
参加者からは「労働組合に興味をもった」、「各業界の働いてる人の生の声は現実味があってとても参考になった」などの感想が寄せられました。
 半年前から取り組まれた労働組合が主催する大学生向けの仕事・就職・労働者の権利などの自主講座は新しい労働組合運動の一つの発展方向をしめしているのではないかと思われます。(仲野良典)