京都市内で北区や左京区などの山林に新たにナラ枯れが発生していることが「北山の自然と文化を守る会」(榊原義道代表幹事)の調査で分かりました。同会は、18日、「放置すれば拡大が心配される事態」として市に駆除対策の実施を申し入れました。
 同会によると、新たな発生地は▽北区=原谷、鷹峰▽左京区=市原、二の瀬、北白川、吉田山▽東山区=護国神社、旧都ホテル私有地▽伏見区=稲荷山周辺。1~7、8本が感染、または枯死しています。京都市内中心部での被害は、昨年8月に東山区内の国有林で初めて確認されています。 申し入れでは、「新たな発生地は被害の最先端地であり防除の成否が被害拡大に決定的」として、生被害木(枯死していない被害木)を含めた伐採駆除を求めました。