「長岡京市に革新市政をつくる会」は10月13日、会代表委員の梅林照夫氏と山下修一氏、二宮伯夫氏が市役所を訪れ、公金不正支出問題で住民監査請求をおこないました。
 今年1月、元職員と登録業者が贈収賄で逮捕され、5月の裁判で有罪が確定しました。この事件の関連で、9月議会では会計監査から、違法な公金支出があったことがはじめて明らかにされました。平成16年度から17年度にかけて、実際は工事を行っていないのに架空の工事を設定し、財政課も会計課もそれを承認し、公金を不正に支出したものです。
 この件は小田市長も長年にわたって受け継がれてきた「悪しき慣習」と認めましたがきっぱりとした措置がとられずに終わっています。この事件の背景には10年以上つづいた「水道水質データ改ざん事件」と同じように庁内の慢性的ななれあい、業者との癒着といった深い病根が横たわっており、市長の重大な責任が問われています。住民による鑑査請求によって信頼される市政に一歩踏み出すことが期待されます。(梅林照夫)