車石・車道研究会(山嵜廣会長)主催の「『車石・車道』フィールドワークin日ノ岡峠」が9日行われ、史跡に興味を持つ住民や、研究者、地元小学校の児童など、70人が参加しました。
 午後1時半に山科区の地下鉄御陵駅前に集合した参加者は、主催者から資料を受け取り、天智天皇陵前から旧東海道沿いを九条山まで歩きました。途中、道路沿いの住宅の塀などに車石が使われているのを見たり、木食上人が拓いた亀の水不動尊、車石広場、修路碑、日ノ岡峠人馬碑など道路沿いの様々な石碑を見学、その都度研究会のメンバーから説明を受けました。帰りは三条街道沿いに車石を見学、御陵駅まで戻りました。
 ある参加者は「京都民報に載っていた久保先生の記事を見て参加した。地元の史跡が詳しくわかって良かった」と感想を述べていました。また参加した児童の一人は「おもしろかった。車石を20個以上も見つけた」と嬉しそうに話していました。車石・車道研究会では来年もこうした催しを企画しています。(鏡山次郎)