京都市左京区の修学院児童館で21日、「すこやか子育て講座」が開かれ、約60人の親子が参加しました。
 同児童館ベビーサークルと修学院学区保険協議会の共催によるもの。同講座は毎年1回行い、今回で5回めです。
 幼児の母親で府立大学助教授の服部敬子さんが、「子どもの発達のみちすじがわかると子育てがちょっとラクになるかも?!」と題して講演しました。
 子どもの対応に悩む2、3歳頃は小学生から思春期にかけての人格の土台をつくる大切な時期だと強調し、自我が誕生する子どもとの接し方を年齢ごとに具体例を挙げて紹介。「子どもとの関わりで良い対応は5回のうち1回できればいい。子どもを信頼して子育てして」と話しました。また、人間にしかできない動作の表れとして、2つのものを見分ける力がつく生後6カ月前後、細かいものが摘めるようになる1歳前後をあげ、この時期の発達を促す働きかけや遊びをアドバイスしました。