京都府立高教組の障害児教育部と学校職員部寄宿舎委員会は9月19日朝、京都府庁前で通行人や出勤する府職員に障害児学校寄宿舎指導員の採用試験早期実現の訴えました。
 京都北部の与謝の海養護、舞鶴の盲聾分校、丹波と向日が丘養護に盲、聾学校に設置されている寄宿舎に合計119名の生徒が生活しています。その生徒たちの生活を見守り指導する寄宿舎の先生は全部で96人。その内の29人、3割が非正規職員(臨時採用講師)という異常事態。府教委はこの13年間に一度も採用試験を行っていません。
 寄宿舎指導員から「寄宿舎は、子どもが自分自身で生きていく力をつけると同時に、子育て支援の大切なところ。しかし、指導員は非正規職員で身分不安定、来年はちゃんと採用されるだろうかと不安を抱えての仕事になっています」「なんとか今年こそは採用試験を実施して正規職員化してほしい」と訴えました。配布されるチラシを通勤するほとんど人が受け取っていました。(仲野良典)