第2名神高速道路建設予定地の近隣住民らでつくる「ストップ・ザ・第2名神城陽の会」(会長・土居靖範立命館大学教授)は27日、西日本高速道路株式会社・関西支社を訪れ、石井孝・同社会長宛に「第2名神は建設中止すべき」との要望書を提出しました。
 同会の三宅勉事務局長は、「ムダな高速道路は建設しない」「40兆円の債務を減らす」との小泉内閣の高速道路建設にかかわる基本方針は、国民への公約であると強調し、交通需要の減少、環境破壊などの問題点を示して、建設中止を求めました。
 これに対し、西日本高速道路株式会社・関西支社の担当者は、「要望書の趣旨は、本社の石井会長に伝える」と返答し、第2名神の「大津―城陽・八幡―高槻」間について、「2月の国幹会議で、建設に関しては3年間凍結し、周辺ネットワークの交通需要の変化など状況を判断して、あらためて検討する」とあることから、「同支社としてはコメントする立場にない」と話しました。
 参加者は今後、近隣の自治体住民などとも連携をはかりながら、建設中止を求めたいと話しています。同日は、日本共産党の矢口まさあき府議候補、こくた恵二衆院議員秘書が同席しました。(矢口まさあき)