城陽市の山砂利採取跡地に「再生土」と称する産業廃棄物の汚泥が搬入された問題で、地下水の汚染の防止を目指す「城陽の水と土を考える会」(代表近藤泰雄)が23日、南部コミュニティーセンターで報告会を行い60人が参加しました。
 日本共産党の奥村守市議が、同問題での市の対応について報告。産廃を有価物と主張する業者の言い分を市が鵜呑みにしていたことに問題があったと指摘し、「『産廃を持ち込ませない』という大原則を守っていない」と批判しました。
 検査で有害物質が環境基準未満だったことを理由に、撤去の必要はないとする京都府と城陽市の方針について、「『産廃は持ち込ませない』という原則を破り、跡地を産廃の処分場としてもかまわないと認めることになる」、「実際に鉛、水銀が検出されており、市民は納得できない」などと批判しました。
 同会の事務局長の西村裕氏が山砂利採取地の埋め立て問題の歴史的経過、持ち込まれた産廃問題の概要について報告しました。