福井・小浜から「鯖街道」を京まで走る山岳マラソン大会「第11回鯖街道ウルトラマラソン」(14日)に、昨年優勝した夜勤専門のタクシー運転手・松原肇さん(38)が連覇を狙います。
 同大会は、京都トライアスロンクラブ主体の実行委員会が毎年行っているもの。午前6時、JR小浜駅近くのホテルを出発し、久多、八丁平、花背峠、鞍馬を通って出町公園まで約76㌔を走ります。
 松原さんは昨年、6時間36分のタイムで駆け抜けました。松原さんは元大学駅伝の選手。卒業後もマラソンの大会に出ていましたが、いったん一線から退いていました。4年前、同大会に出場したことを契機に、トライアスロンにチャレンジ。夜勤を7時に終え、鴨川の堤防などを10~30㌔走り試合に備えています。「記録を縮めて今年も優勝したい」と意気込んでいます。