税金の二重取りと税制、税務行政を正そうと税務署を相手取り争っている今西税金裁判の第12回公判が18日、京都地裁で行われ、約50人が傍聴しました。
 裁判長が代わった元での公判で、弁護団は、税務署側が立会人を理由に帳簿書類の存在を否定していることの不当性を訴え、公正な審判を求めました。
 今西氏は、食えば払えず、払えば食えない中小業者の生活状況を訴えました。
 次回、第13回公判は、7月4日(火)午前10時から、京都地裁101号法廷で行われます。(遠藤隆之)
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 同裁判は2001年7月、2人の東山税務署員が山科区在住の今西和政さん宅に突然訪れ、調査理由を開示せずに調査を開始。翌年3月に、消費税の仕入れ税額控除否認、青色申告承認取り消し等で総額3000万円余りの更正処分をおこなったため、処分の撤回を求めて2004年2月5日に京都地裁に提訴したものです。