阪神大震災から11年が経過しましたが、災害時に実際に歩いて帰宅できるかを体験する「京都サバイバル・ウォーク」(同実行委員会主催、京都市・市防災協会後援)が14日行われ、市民約40人が参加しました。今回で7回目で、東京、名古屋など全国5カ所で同時開催されました。
 この日は雨天のなか、参加者は午前8時に、京都市役所前に集合。国内外の地震や津波の犠牲者に黙祷を捧げたあと、防災士で実行委員会代表の中原弘志氏が、阪神大震災や最近の耐震偽装問題にもふれながら、日頃から防災時の危険を想定し、その備えをしておくことの重要性を訴えました。
 参加者全員で準備体操したあと、今回は「自宅」「耐震建築」「心肺蘇生法」「下京」の4コースに分かれて出発。マグニチュード7・2の直下型地震に遭遇し、交通もライフラインのすべてストップし、水も食べ物もない状況を想定し、要所をチェックしながら歩きました。(K)