不登校の現状について報告する福嶋氏(2月14日、京都市内)

 府政と教育を考えるタウンミーティング「子どもが行きたい学校どうつくる?―不登校から考える」が2月14日、京都市内で行われ、学校現場や不登校の状況について考え合いました。同実行委員会と日本共産党府議団の共催。

小中の不登校、26人に1人

 千葉工業大学の福嶋尚子准教授が、不登校を巡る教育の現状などについて講演。2020年頃から不登校児童数が急増し、小・中学校合わせて3.86%(26人に1人)となっているとし、「これは生活が厳しくて学校に通えなかった戦後直後と同規模の水準。子どもたちが適応できないだけで済ませてはいけない」と指摘しました。

 自身が不登校を経験し、息子も不登校という体験を紹介しながら、既存の学校教育に戻る事を前提にした政府の方針に疑問を投げかけ、「全ての子どもと先生が生きやすい学校をつくることが必要。ありのままの自分を認められる『自己肯定感』を子どもにも大人にも育むことが大切」と強調しました。

藤井氏「子どもも先生も通いたいと思える学校を」

 府知事戦に立候補表明、藤井伸生氏(京都華頂大学名誉教授)が参加。不登校の子どもや保護者の相談に応じたり、行政への要望を行ってきたことなどを紹介し、「不登校の子どもから学び、その視点で学校を変えていくべき。子どもも先生も通いたいと思える学校に向け、みなさんと議論していきたい」と述べました。

発言する藤井氏

 日本共産党の浜田良之府議が不登校や教育に関わる議会論戦を紹介。府が30人以下の少人数学級に背を向け、不登校の実態把握も市町村任せの姿勢を批判しました。

 教員や保護者らが参加し、「学校のルールが多すぎる。私(教諭)も学校へ行きたくないと思っている」「教員を増やし、少人数学級の実現を」などの発言がありました。