「3年公募」廃止を!府庁で働く会計年度任用職員が署名1万1000人分提出/「公務員なのに安定とは程遠い」「職員同士の人間関係も悪化」
京都府で働く会計年度任用職員の「3年公募」の廃止を求める、「STOP雇い止め! 『3年公募』廃止キャンペーンチーム」は12月22日、街頭宣伝やオンラインなどで集めた署名約1万1000人分を府に提出しました。
府庁には、非正規の公務員である会計年度任用職員が約1600人働いていますが、3年で雇い止めされ、働き続けるには公募に手を上げなければなりません。この取り組みでは、「3年公募」を廃止することを求め、署名を呼びかけています。
同チームのメンバーらが署名提出前に記者会見を行いました。府で10年以上働く会計年度任用職員は、次に雇用されるかどうかが「いす取りゲームのよう」だと述べ、同僚の会計年度任用職員同士の人間関係が悪化しているとし、「安心して働き続けるためにも『3年公募』はやめてほしい」と訴えました。
別の職員は、専門職で10年以上働いていた同僚が契約更新されずに雇い止めされたことがあったとし、「なぜ更新されなかったのか理由も分からず、同じ立場の私も不安になった。公務員でありながら、安定とは程遠い働き方をしています。『3年公募』がどれだけ私たちを傷つけているのか知ってほしい」と述べました。




