住民有志の会が取り組んだ宣伝で、署名を呼びかける成宮府議(中央)。30分の宣伝で100人以上が署名するなど反響がありました(12月24日、京都市西京区)

 百貨店大手の高島屋が、洛西ニュータウン(京都市西京区)にある高島屋洛西店の閉店を発表した問題で、周辺の住民らでつくる「高島屋洛西店の存続を求める住民有志の会」がこのほど結成され、12月24日に閉店撤回を求める署名を開始しました。

 高島屋は今年10月、同店を来年8月に閉店することを発表。周辺住民からは「買い物に困る。高島屋を残してほしい」「洛西ニュータウンがさびれてしまう」などの声が広がっています。

 こうした声を受け、住民有志で同会を結成。署名では、松井孝治京都市長に対し、京都市が住民を代表して高島屋に閉店計画の撤回を要請することや、買い物難民対策、洛西地域のまちづくり対策などを行うよう求めています。

 この日は、同店近くのバスターミナル周辺で署名を呼びかける宣伝を実施。バスから降りてきた人たちが次々と署名に応じ、30分の宣伝で100人分以上の署名が集まりました。

 署名した女性(70代)は、「高島屋内で清掃の仕事をしています。他に働くところもなく、閉店の話を聞いて絶望していました。署名を呼びかけてくれたのはうれしい。閉店はやめてほしい」と話しました。

 日本共産党の成宮真理子府議が参加し、署名を呼びかけ、住民の要望を聞き取りました。