【参院選2025】北陸新幹線延伸「選挙で決着つけよう」 共産党・倉林候補、住民団体有志と街頭宣伝

参院選(20日投開票)で、北陸新幹線敦賀(福井県)─新大阪延伸計画の「小浜・京都ルート」の是非が一大争点となるもと、日本共産党の倉林明子京都選挙区候補は6日、同計画に反対する住民らとともに京都市右京区の西院交差点で宣伝し、「共産党の躍進と倉林の再選で、計画を白紙撤回へと追い込もう」と訴えました。
「北陸新幹線延伸を考える右京の会」の有志らが「ちょっとマッタ!! 北陸新幹線延伸」などと書かれた横断幕を掲げ、通行人にアピールする中、倉林候補が訴え。「市民の力で北陸新幹線延伸計画が大争点となってきた。いよいよ選挙で決着をつけよう」と強調しました。その上で、京都選挙区の自民党現職・西田昌司候補について、「計画を推進してきた文字通りの首謀者。きっぱりと選挙で審判を下し、計画中止を唯一求めてきた私を国会に再度送ってほしい」と訴えました。
計画では、立抗(トンネルに向かって掘られる通路)が設置されることになる右京区宇多野地域在住の浦野喜代美さんが、住民らが説明会の開催を求めても国側が拒否していることを告発。「住民の声も聞かず、住民の生活権を奪う計画は許せない」と訴えました。

「北陸新幹線延伸計画の環境アセスメントの一旦停止を求める会」の榊原義道さんは「計画に賛成・推進してきたのは、自民・公明だけではない。参政党もそうだ。米原ルートも含めた計画の再検討を掲げる維新も、2年前には(京都で出た)建設残土は大阪で引き受けると言っていた。計画をストップさせるには、中止を一貫して求めてきた共産党と倉林候補がなくてはならない存在だ」と訴えました。