現代美術作家グループ展「明日はわからへん。」 5月1日(日)~5月8日(日)10時~18時、臨済宗建仁寺塔頭禅居庵(京都市東山区大和大路通四条下ル四丁目小松町146。京阪本線「祇園四条」より徒歩7分、または市バス「四条京阪前」「東山安井」「清水道」下車徒歩7分。有料Pあり)TEL075・561・5556。
 東京の出版社兼ギャラリー・フォイルと関わりのある作家7人が、絵画・写真・立体・インスタレーションなど、新作を含めた作品を、京都最古の禅寺、建仁寺塔頭・禅居庵で展示する特別企画展。会期中、アーティストトークのほか、「写経のじかん」、禅居庵に自生する苔をつかう「苔玉を作ろう」など、連日特別イベント(要予約)を開催。
 参加作家=エドツワキ、大橋愛、梶井照陰、カンバラクニエ、栗田宏一、奈良美智、まど・みちお。
 一般500円、小学生以下無料。※各イベントは参加費が別途必要
 申し込み・問い合わせTEL03・5835・2285/FAX03・5835・2286/gallery@foiltokyo.com(フォイル)、TEL075・561・5556(禅居庵/会期中のみ)。
禅居庵×FOIL「明日はわからへん。」展

※本展の収益の一部は、あしなが育英会を通じて震災孤児への支援に使われます。


 禅とは何か、アートとは何か。それは、いつどんな時にも変わる事のない本質を追求すること。結果やその行為の意味を求めるのではなくただひたすらに。そして本質とはカタチのないもので、追求し続ける事をやめた途端にどこかへ消えてなくなってしまう。
 平成23年3月11日、東日本大震災が起こりました。震災から1ヶ月以上経った今も、被災された多くの方が悲しみを抱え、日本中が今なお出口の見えない不安な日々を送っています。この震災を受けて、人々のこころは大きく変わっていくでしょう。現代に生きる作家たちが生み出す作品も、この震災により何かしらの影響を受け変わっていくことでしょう。建仁寺は800年、ここ禅居庵は700年近くつづく寺です。 現代の人は寺に来ると、古いお堂や佇まいを見て、昔から変わらないものだと思われるようですが、建仁寺もその歴史のなかで戦乱や天災により何度も焼失し倒壊しています。寺は変わらないから続いてきたのではありません。その時代の人の心、人の苦しみに寄り添って変わり続けてきたからこそ、今ここにあるのです。本当に大切なものは物ではなくカタチのないものだからこそ何度壊れても傷ついても、その度に復興し、今に至っているのだと思います。本展では、フォイルに関わってきた作家7名が絵画・写真・立体・インスタレーションなど新作を含めた作品を展示します。今この時代に、変わるとはどういうことなのか、変わらないものは何なのか。寺という場所で作品に対峙することで、自身の心の声にしずかに耳を澄ます場を提供できれば幸いです。初夏の禅居庵に、皆様ぜひ足をお運び下さい。

─禅居庵副住職・上松正宗
https://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/20110501-01-thumb-150x200-14622.jpghttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/20110501-01-thumb-150x200-14622-150x150.jpgkyomin-minpo伝統 5月1日(日)~5月8日(日)10時~18時、臨済宗建仁寺塔頭禅居庵(京都市東山区大和大路通四条下ル四丁目小松町146。京阪本線「祇園四条」より徒歩7分、または市バス「四条京阪前」「東山安井」「清水道」下車徒歩7分。有料Pあり)TEL075・561・5556。  東京の出版社兼ギャラリー・フォイルと関わりのある作家7人が、絵画・写真・立体・インスタレーションなど、新作を含めた作品を、京都最古の禅寺、建仁寺塔頭・禅居庵で展示する特別企画展。会期中、アーティストトークのほか、「写経のじかん」、禅居庵に自生する苔をつかう「苔玉を作ろう」など、連日特別イベント(要予約)を開催。  参加作家=エドツワキ、大橋愛、梶井照陰、カンバラクニエ、栗田宏一、奈良美智、まど・みちお。  一般500円、小学生以下無料。※各イベントは参加費が別途必要  申し込み・問い合わせTEL03・5835・2285/FAX03・5835・2286/gallery@foiltokyo.com(フォイル)、TEL075・561・5556(禅居庵/会期中のみ)。 禅居庵×FOIL「明日はわからへん。」展 ※本展の収益の一部は、あしなが育英会を通じて震災孤児への支援に使われます。  禅とは何か、アートとは何か。それは、いつどんな時にも変わる事のない本質を追求すること。結果やその行為の意味を求めるのではなくただひたすらに。そして本質とはカタチのないもので、追求し続ける事をやめた途端にどこかへ消えてなくなってしまう。  平成23年3月11日、東日本大震災が起こりました。震災から1ヶ月以上経った今も、被災された多くの方が悲しみを抱え、日本中が今なお出口の見えない不安な日々を送っています。この震災を受けて、人々のこころは大きく変わっていくでしょう。現代に生きる作家たちが生み出す作品も、この震災により何かしらの影響を受け変わっていくことでしょう。建仁寺は800年、ここ禅居庵は700年近くつづく寺です。 現代の人は寺に来ると、古いお堂や佇まいを見て、昔から変わらないものだと思われるようですが、建仁寺もその歴史のなかで戦乱や天災により何度も焼失し倒壊しています。寺は変わらないから続いてきたのではありません。その時代の人の心、人の苦しみに寄り添って変わり続けてきたからこそ、今ここにあるのです。本当に大切なものは物ではなくカタチのないものだからこそ何度壊れても傷ついても、その度に復興し、今に至っているのだと思います。本展では、フォイルに関わってきた作家7名が絵画・写真・立体・インスタレーションなど新作を含めた作品を展示します。今この時代に、変わるとはどういうことなのか、変わらないものは何なのか。寺という場所で作品に対峙することで、自身の心の声にしずかに耳を澄ます場を提供できれば幸いです。初夏の禅居庵に、皆様ぜひ足をお運び下さい。 ─禅居庵副住職・上松正宗京都のイベントの最新情報がわかる京都イベントナビ