「戦争の記憶」語り継ぐ 共産党元京都市議・有吉節子さん迎え講演会/民青京大班の学祭企画

民青同盟京都大学班は11月21日、大学祭企画として日本共産党の元京都市議・有吉節子さん(92)を招いた、戦争80年記憶継承講演会「あのときそこに、私がいた。」を文学部構内で開き、学生や職員OBら十数人が参加しました。
同班で文学部の大学院生の松本陸斗さん(24)が企画。「フェイクニュースが多いなかで何が真実かの判断が難しい。戦争のリアルな体験を聞き、継承していきたい」と話します。自身のバイト先の紹介で有吉さんを知り、依頼したものです。
有吉さんは長野県生まれ。当時の国民学校の4年から終戦の6年生までの3年間の体験を語りました。食べるものがなく、家では山にあるリョウブの木の葉をご飯に混ぜ、学校では近くの河川敷を開墾し、サツマイモを作ったと語りました。「ひもじいという思いがずっとあった。縁故疎開や中国、朝鮮の子どもたちはいじめられ、校長からは体罰も受はけていた。日本は神が作った国、日本は世界で一番優秀な国と教えられ、何も疑わず、戦争に反対する人はいなかった。敗戦を知り、殺されると不安だった」と振り返りました。
また、高市首相が軍事費を増額し、戦争にまい進する動きを厳しく批判し、「銃後でもどれだけの被害があったか計り知れない。憲法9条ができた時、心から喜んだ。戦争に反対した唯一の政党、日本共産党があったことに救われた。戦争で儲かるのは大企業、犠牲を受けるのは国民です。戦争は絶対に許さない」と力を込めました。
参加者からは「排外主義や歴史修正主義がはびこる中で、生の声を聞くことは大事だと思った。日本は被害だけでなく、加害の国であることも忘れてはならない」などの感想が寄せられました。



