京都社会保障推進協議会、認知症の人と家族の会京都府支部、京都民主医療機関連合会など7団体は11月10日、介護に関する相談を受け付ける「介護・認知症なんでも無料電話相談」に取り組みました。

 中央社会保障推進協議会などの主催で、この日は33都道府県でいっせいに実施されたものです。

 京都社保協によると、京都会場に寄せられた相談は4件。両親の介護をしている50代の女性は、自身が倒れた場合の両親のケアについて、担当のケアマネジャーから既に限度額いっぱいのサービスを利用しており、「手立てがない」と言われたことに対する不安の声が寄せられたといいます。この他、妻の介護で休める時間がないなど日常的な介護の苦労(80代男性)や姉の認知症発症を不安に思う声(70代女性)などが寄せられました。 

 京都社保協では、府内各地で実施している食料支援と併せた相談会などでも、介護家族、介護労働者らの相談を受ける予定で、課題解決のために国や行政に働きかけることにしています。