前田さん

 私が共同副代表を務める「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」では、選択的夫婦別姓制度の導入を求めるアピール行動を毎水曜日、衆議院会館前で行っています。

アピール行動の現場に何度も

 野党の意見がまとまらないながらも、導入に必要な民法改正案が審議入りしたことは大変喜ばしいことです。こうしたアピール行動には、国会議員も駆けつけ、共に声を上げてくれています。倉林さんとはそうした場で何度も言葉を交わし、現場に駆けつける姿に励まされてきました。

 選択的夫婦別姓へ、法制審議会が1996年に民法改正案を答申して以来、いまだに法案は採決されていません。他にも人工中絶の堕胎罪が存在する、同性婚の法整備が進まない、男女の賃金格差が大きい、女性差別撤廃条約選択議定書が批准されていないなど、日本では女性の人権は守られていません。

 日本共産党のジェンダー平等委員会の責任者でもある倉林さんは、ジェンダー平等の前進のための政策実現に向け、活動されてきました。特に政治、社会の仕組みの何がジェンダー平等実現の障害になっているかを解き起こし、女性の政治参加の重要性を明らかにしてきました。

 家父長制に固執した男性中心の政治を改革していくために、国会には倉林さんの存在が必要です。