サウンドカーを先頭に最賃アップを求めて声を上げる参加者ら(3月2日)

 25春闘での大幅賃上げや最低賃金全国一律制の世論を広げようと、京都総評などでつくる実行委員会は2日、京都市内で「最賃アップアクション2025」に取り組みました。

 京都市役所前(中京区)に集い、全労連作成の動画「いますぐ! 最低賃金 全国一律1500円 めざせ! 1700円」を大型スクリーンで鑑賞した後、サウンドカーを先頭に河原町通をデモ行進。参加者は、要求プラカードを手に、軽快な音楽に合わせて、「お米が高い 賃金上げろ」「最賃どこでも1700円」などとコールしてアピールしました。

 デモに先立ち、あいさつした京都総評の梶川憲議長は、最低賃金の引き上げは全労働者の賃金底上げにつながると指摘。物価高騰に見合う金額として、「時間給1700円をめざし、1500円はまったなしの要求。まともに暮らせる賃金をとみんなで声を上げよう」と激励しました。

 物価高騰に見合わない給与の実態を紹介した介護福祉士の女性は、報酬引き上げの再改定の必要性を指摘し、「最賃を引き上げ、余裕のある生活がしたい」と訴えました。

 アクションでは、「最低賃金時給1700円以上への引き上げと中小企業支援策の抜本改善を求める」京都労働局長宛ての請願署名の協力を訴て、署名付きはがき入りポケットティッシュを配布しました。