「京都・祝園(ほうその)ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワーク」(ほうそのネット)は昨年11月、陸自・祝園分屯地(精華町、京田辺市)に政府が新設を計画している敵基地攻撃用の長射程ミサイル保管のための大型弾薬庫の問題について解説するパンフレット(A5判、8㌻)を作成。町内全戸に配布し、「分かりやすい」「説明しやすい」と好評です。

 パンフレットには、弾薬庫建設に関わる予算や計画されている施設数、保管が想定されている長射程ミサイルの解説、祝園に弾薬庫ができた歴史、米占領軍の管理から自衛隊に移行する際に政府と住民との間で交わされた「確認書」、軍民分離の原則をうたうジュネーブ条約、弾薬庫火災の危険性、真の安全保障、ほうそのネットの活動などが写真や図なども入れて説明されています。

 弾薬庫についての説明資料が必要では、との意見を受けて、パンフレット作成チームを設け、内容を検討してきました。

 パンフレットはこれまで、約2万部印刷し、精華町約1万4000戸に全戸配布したほか、関西各地から注文も受け付けています。

 運営委員長の大西浩安さんは「当初8棟だった計画が昨年末に急きょ14棟になり、8棟については今夏にも本体工事に入ると言われています。政府が強引に進めようとするなか、住民にはまだこのひっ迫した事態が伝わっていません。多くの人に知ってもらうために是非、パンフを読んで広げてほしい」と語っています。

 無料(ただし、1部10円のカンパと送料負担、ネットへの入会、寄付をお願いしています)。問い合わせ℡090・3627・2925、メール:hosonomissilemag24@outlook.jp。

【振込口座】 京都銀行 高の原支店 普通271077 京都・祝園ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワーク