60回目となった「被爆者をはげますつどい」(12月23日、京都市中京区)

 60回目となる「被爆者をはげますつどい」(同実行委員会主催)が12月23日、京都市中京区のラボール京都で開かれ、府内在住の被爆者と家族ら100人が参加しました。

 つどいでは、渡辺賢治実行委員長代理として、井坂博文京都原水協共同代表があいさつ。個人や団体から寄せられた見舞い金、手製の膝掛けなどのプレゼントが手渡されました。

 日本共産党の井上哲士参院議員が、11月末に米・ニューヨークの国連本部で開かれた核兵器禁止条約第2回締約国会議について報告。ロシアやイスラエルが核兵器使用の脅迫を行い、他の核保有国も核戦力の維持・強化を図るなど重大な逆行のもとで、同会議で全会一致で採択した「現在および将来の世代のために、核兵器のない世界を実現するために不断に努力する」との政治宣言を紹介。唯一の戦争被爆国の日本が同条約に参加を拒む姿勢を批判し、一刻も早い参加を訴えました。

核兵器禁止条約第2回締約国会議について報告する井上参院議員

 つどいでは、児童劇団やまびこ座和太鼓班がエイサーを披露。新婦人府本部から原爆写真と高校生が描いた絵の展示の活動紹介のほか、被爆者の肖像画を描いている増田正昭さんから、モデルとなった3人に絵が贈呈されました。

 また、コロナ禍の下で始まった府内の被爆者にクリスマスカードとメッセージ付きの折り鶴を送る取り組みについて、今年は360人に送ったことが報告されました。主催者を代表して、京都原水爆被災者懇話会世話人代表の花垣ルミさんが御礼の言葉を述べました。

 日本共産党の堀川あきこ衆院近畿比例候補、浜田良之京都府議、山田耕司京都市議が参加しました。