日本共産党京都府委員会は10月6日、京都市中京区のJR二条駅前で、「学費ゼロ」を求める街頭宣伝を行いました。新たに作成した学費無償化を呼びかけるリーフを紹介し、同党の衆院候補らが訴えました。

 堀川あきこ近畿比例候補(京都2区重複)は、自身が奨学金を借りて大学へ進学したことを紹介し、「私自身、学生時代は学費の高い私立大学を選び、家族に負担をかけたのではないかという罪悪感に押しつぶされそうでした。学生にこうした思いをさせないためにも、高すぎる学費を引き下げたい」と強調。高学費や卒業後に奨学金返済に苦しむ、学生や大学院生の声を紹介しながら、「日本共産党は学費を半額にし、給付制奨学金の拡充、奨学金返済の半額カットなどを訴えています。軍拡や財界のためではなく、学生の未来のためにお金を使う社会に変えよう」と呼びかけました。

「学生追い詰める」「全世代の課題に」

 井坂博文・京都1区候補は、京都市議として教育費無償化を求めてきた論戦を紹介し、「全員制の中学校給食実施と同時に給食費の無償化を実現しよう」と訴え。西山のぶひで候補(同3区)は、子育ての中での経験を語り、「あまりにも高すぎる学費が若者の未来を閉ざしています。すぐに学費の引き下げを」と呼びかけました。

 山内健候補(同5区)は、大学に進学した孫の学費負担に苦労している人の声を紹介し、「高学費は全世代の課題。学費ゼロを実現しよう」と訴えました。かみじょう亮一候補(同6区)は、生活費のためにアルバイトを余儀なくされている学生がこの間、コロナ禍でそのバイトもできずに困窮してきたことを挙げ、「高すぎる学費が学生を追い詰めている。返さなくてもいい奨学金を充実させよう」と呼びかけました。