京都市の市バス・市営地下鉄のフリーパス「敬老乗車証」の利用者負担金が10月から、2~3倍に引き上げられることを受け、「敬老乗車証守ろう!連絡会」は8月29日、引き上げ中止を求める署名を門川市長宛てに提出しました。署名数は1252人分で、延べ6万5144人分に達しました。

 提出にあたり、市役所前(中京区)で抗議集会が開催されました。連絡会代表の長田豊さんは、負担金は来年10月にはさらに引き上げとなり、現行の3~4.5倍となることを告発。市が毎年500億円の財源不足が生じると言っていたにもかかわらず、一転して2021年度決算は黒字になったことを挙げ、「市民をだますものだ」と批判しました。その上で「財政悪化を理由にした敬老パスの市民負担増を元に戻させよう。少なくとも1年間の延期を勝ち取ろう」と呼びかけました。

 日本共産党の京都市議が多数参加。代表して堀信子議員があいさつし、「市に福祉の心があるなら、敬老パスの利用者負担増はやめるべき」と訴えました。