2022年(第42回)平和のための京都の戦争展(同実行委員会主催)が7月31日から8月7日まで、京都市上京区の長浜バイオ大学京都キャンパスをメイン会場に開かれます。

 文化企画は、戦前の治安維持法による弾圧で24歳の若さで命を落とした女性活動家・伊藤千代子を描いた映画「わが青春つきるとも―伊藤千代子の生涯」の上映、講演「中国人強制連行の事件の全貌」、紙芝居「オマールさんを訪ねる旅」などのほか、ミニライブ(長野たかし・あやこ)、混声合唱組曲「悪魔の飽食」より、などの演奏も予定されています。

 展示コーナーでは、戦争資料・パネル、墨蹟展を紹介。

 京都家庭文庫地域文庫連絡会が、サテライト会場の、ひと・まち交流館京都1階展示コーナーで、展示と絵本の読み聞かせを企画します。

 同実行委員会では、ロシアによるウライナへの侵略が続くなかでの開催となることを重視し、戦争の悲惨さ、二度と戦争を起こしてはいけないという思いを共有するとともに、戦争を止め、どうやって平和を構築するかを考える機会にしたいと開催の意欲を語っています。

 入場無料。問い合わせ☎075・231・3048(同実行委員会)。

23日に特別企画「ウクライナ戦争と日中戦争」

 戦争展に先立ち、特別企画の講演会「ウクライナ戦争と日中戦争—その類似性と危険性」が23日午後2時から、キャンパスプラザ京都(京都市下京区)第1講義室で行われます。講師は、明治大学の山田朗教授(明治大学平和教育登戸研究所資料館長)です。定員140人。入場無料。