「北陸新幹線京都延伸を考える市民の会」は6月6日、同計画の環境影響評価(アセスメント)につて、「可能な工区から工事を進めるべき」との考えを示した、与党・整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(与党PT)の高木毅委員長(自民党衆院議員、福井2区)に対して、公開質問状を提出しました。

 高木氏は5月20日、メディアの取材に対して、アセスが進んでいない地域があることに触れながら、2023年当初の着工に向けて、可能な工区から工事を進めるべきとの考えを示し、報道されました。

 質問状では、報道通り、アセス未完了でも工事を進める認識なのかただしたうえで、部分的な工事開始について与党PTで議論を進める意向の有無などを聞いています。

 同日、「市民の会」のメンバーら京都府庁で記者会見し、「発言は明らかに法律違反」「許されない発言。議員辞職に値する」「本来ならば府知事が発言の撤回を求めるべき」などと語りました。同会は6月13日までに回答を求めています。