府議補選京都市北区選挙区(欠員1)が4月1日告示され、日本共産党北地区委員長の福田ようすけ氏(46)=新=は、出発式で争点となっている自民党をめぐる「政治とカネ」の問題を批判し、「清潔な政治をつくる」と決意を述べました。知事選と同日の4月10日投開票。

 福田氏は、北区の事務所前で行われた出発式で、約70人の支援らを前に決意を表明しました。補選の契機となった自民党元府議の昨年の総選挙での買収容疑や同党京都府連の「選挙買収」疑惑について言及し、「政党助成金や企業団体献金とも無縁な清潔な共産党で、汚いカネの流れを断ち切ろう。ぜひ押し上げてほしい」と訴え。

 併せて、ウクライナ問題での平和の発信、子育て世代・学生の丸ごと応援、コロナ感染から府民の命を守る、北陸新幹線延伸計画中止・北山エリア整備計画の白紙撤回などの公約を上げ、「つなぐ京都 2022」のかじかわ憲候補と一緒に府政を変えるため、全力を上げると述べました。

 同党の穀田恵二国対委員長・衆院議員、原田完府議団長が応援演説。穀田氏は「元府議の買収容疑も府連の疑惑も未解明のままだ。その説明も反省もないまま、自民党に候補者を出す資格があるのか。共産党は、問題の根本にある政党助成金の廃止法案を提案している。この共産党の福田候補を何としてとしても押しあげてほしい」と訴えました。

 選挙戦は、福田氏の他、自民党、日本維新の会、立憲民主党の各党候補が届け出し、4人による争いとなります。