24日の告示が迫る知事選で、「つなぐ京都2022」の知事候補、かじかわ憲さんを京都府知事に押し上げようと「民主府政・女性の会」は2月25日夜、京都市左京区の教育文化センターで「春を呼ぶダッシュ集会」を開催。民主団体や府内各地域から、オンライン51カ所での参加も含めて、130人以上が参加しました。知事選勝利へ50万対話や学習の集い、宣伝行動などの行動が提起されました。

 かじかわ氏は出馬を決意した理由に、小学校教諭時代に子どもと話す時間もない深夜労働の父親や、コロナ禍の労働相談で聞いた医療や福祉の厳しい現場、矛盾が集中しているアルバイトの女性や若者の労働実態などを聞いた体験から、苦しみの根本にある政治を変える必要があると痛感したからだと言葉を詰まらせながら表明。「重点プラン」として「公共の力」で医療や教育費の無償化を実現すること、北陸新幹線延伸、北山エリア開発の中止などを紹介し、「知事が皆さんの苦労を負いたい。そして救われたと思える府政に変えたい。しっかり皆さんと心結ぶ知事になります。ご一緒に力合わせて扉を開こう」と呼びかけました。

 新婦人や京建労主婦の会、年金者組合女性部、民医連、自治体職場で働く女性をはじめ、京都府内の各地域から15人が要求や宣伝活動などを交流。日本共産党のたけやまさいこ参院候補も教育無償化の政策への期待を発言。勝利の風を起こす「かじかわうちわ」を作った新婦人伏見支部や、生い立ちから知る向日市の新婦人からは「蜷川府政の申し子」とのアピールもありました。

 「つなぐ京都2022」の森吉治事務長が府民に冷たい現府政から、府民に寄り添い命と暮らしを守る府知事への転換を訴え。「トップが変われば、医療機関への支援や保健所の再配置、コロナ禍での府独自の支援策を進め、無謀な大型開発をやめさせられる」と話しました。