「桜を見る会」前夜祭の費用補填をめぐり、安倍晋三前首相が自身の国会での虚偽答弁を訂正するとして開かれた12月25日の衆参両議院運営委員会での安倍氏の質疑を受けて、「秘書に責任を押し付けて終わらせるわけにはいかない」と安倍前首相の辞職を求める緊急の行動が26日、京都市内の繁華街で行われました。

 市民有志が呼びかけ、三条河原町(中京区)で、「桜を見る会 安倍さんアウト!」「桜を見る会 ホテルニューオータニ 5000円で宴会できませんでした!」の横断幕を掲げて、通行人にアピール。「政治の不正をただしましょう」「うそのない政治にしよう」と呼びかけました。

 参加者は、順にスピーチし、安倍氏が、前夜祭の「費用補填はなかった」とこれまで118回も国会答弁でうそをつきながら、衆参議運委の答弁でも反省の言葉はなかったと批判。補填の原資について、疑惑は深まったと指摘し、「うそをつき続ける政治家に、経済や暮らし、命を守る政治ができるとは思えない」「虚偽の説明に偽証罪が適用される証人喚問が必要」「うそをつく政治家は、辞めるべき」などと訴えました。

 大阪市から訪れていた男性が飛び入りで行動に参加し、「おかしな政治に対して、黙っていたり、あきらめるのはだめだと思う」と話していました。