京都の文化団体でつくる京都コロナ対策文化ネット(代表呼びかけ人=竹内守・京都映画センター代表)は9月10日、京都府文化芸術課と懇談し、府文化芸術活動継続支援補助金の増額・拡充を求める西脇隆俊知事宛ての要望書を手渡しました。

 同補助金は、▽住所または活動の拠点が京都府内▽文化活動の実績がある▽今後も活動予定がある―個人団体が、コロナ禍で活動継続が困難となった場合、4月から企画・制作・実施された取り組みを対象に経費(市町村などからの補助を除く)の3分の2について上限20万円まで補助するというもの。

 第1期(4月30日~7月15日)、第2期(7月16日~10月15日)の募集が取り組まれ、第3期も来年1月15日までの募集が予定されています。

 要望書では、募集案内に「予算の上限に達した時点で終了」としているものの、予算増額と一層の充実を求めるとともに、実施期間もコロナ感染の影響がなくなる継続するよう求めています。

施設使用料値下げ、ネット環境整備なども要望

 懇談では、文化に精通したスタッフによる専用窓口が設置されたことに感謝するとともに、上限が20万円では、新規事業などは難しいことや半数以下の収容しか認められない公立施設の使用料の値下げ(行政の補助)、公立会館におけるネット環境の整備、コロナ禍を災害ととらえた文化団体に対する積極的支援策の実施などの要望、意見が出されました。

 日本共産党の成宮真理子府議が参加しました。