原水爆禁止京都左京区協議会(左京原水協)は7月11日、核兵器廃絶を訴える「左京ピースアピール宣伝」を区内6カ所で取り組みました。新型コロナの影響で中止となった、例年の「市内網の目行進」に替えて取り組んだものです。

 高野交差点西のイズミヤ高野店前でのアピール行動には、新婦人左京支部のメンバーを中心に22人が参加。タペストリー、「原爆と人間」のパネル、「なくそう核兵器」の手作りボードなどを掲げて、買い物客や通行人にアピールし、ヒバクシャ国際署名の協力を訴えました。

 スピーチでは、核兵器禁止条約が国連会議で採択されて3年を迎えた今月7日に、同条約批准国が39カ国に達し、発効の要件を満たす50カ国まで残り11カ国になっていることを紹介。「人類と地球の未来のため、核兵器廃絶の声を広げよう。一人ひとりの署名が世界を動かします」と呼びかけました。

 小学校1年生の時に終戦を迎えた女性やサンフランシスコに滞在経験のある女性らが署名に応じ、33人分が寄せられました。

 行動に親子で初めて参加した女性(46)は、核兵器禁止条約の批准国が39カ国に広がっていることに驚き、「核兵器をなくしたい。日本も条約を批准する政府に早くなってほしい」と話していました。