新型コロナウイルスへの対策に関し、格差や差別なく、すべての人が人らしく生きられる社会を求めて、毎週水曜日に京都市役所前で行動する有志の呼びかけで6月21日、「すべての人に十分な生活保障・賃金補償を!京都デモ」が京都市役所前を起点に行われました。

 約60人が参加し、「生活保障 まだまだ足りない」「コロナ口実 解雇をやめろ」「金より命の社会に変えよう」などのコールを響かせ、東山区の円山公園まで行進して、アピールしました。

 主催者の一人、中塚智彦さん(飲食店主)は、出発前のスピーチで、緊急事態宣言のもと、補償と給付が不十分な京都市政に、市民生活の実態を届けようと4月から座り込んで抗議行動をしており、その行動を広く知ってもらおうとデモを計画したと紹介。「私のような個人事業主、学生を含め、多くの人の生活が困難になっています。そのことを声に出そう。一緒にがんばりましょう」と呼びかけました。

 トランスジェンダー(生まれた時の身体の性と心の性が一致しない)女性、外国籍の女性らが、コロナ禍で厳しくなったと感じる差別的な対応、排外主義などについて訴え、連帯の意思を表しました。