ホールサイズの「くるりんばあ夢」(手前)とミニばあ夢各種

 新型コロナウイルス感染防止対策でレストランや店舗を休業した上、物品を販売するイベントが中止となり、手作り商品の販売をメーンとする障害者が働く作業所が苦境に立たされています。「きょうされん」が運営するネットショッピングモールの「TOMO市」では、通所者の仕事づくりと売上、集客に貢献する「コロナ不況に負けるな! 作業所応援ショップ」(https://www.tomoichiba.jp/clp1pc15c163c2365o0of0v0.html)を立ち上げています。きょうされん京都支部に加盟する府内の作業所の応援企画として、自慢の商品を紹介します。

“職人”たちが手作り

 しっとりとして、ほのかにラム酒が香るバームクーヘンが、冠婚葬祭の引き菓子やギフトに人気です。

 「くるりんばあ夢」は、クルクル回転させて焼く作業工程と、メンバーの仕事や将来の夢をかなえたいとの願いを込めてつけたネーミング。地元、中丹ファームの卵、大仙乳業のバターと生クリームを主原料にした生地作り、450℃もある専用オーブンで生地を重ねて焼く作業まで、3人のメンバーで仕上げます。

 気温に左右される繊細なお菓子で、熟練の技が必要。職員が、「職人のようやね」と声をかけると、「まだ、たまごか、ひよこ」と返す、謙虚な焼き手さんたちが頑張っています。

 ホールサイズは1000円(箱入りは1200円)。ミニサイズ(いちご、チョコ、抹茶など)200円~230円。季節のクッキーやパウンドケーキなど、価格に合わせた焼き菓子セットのギフト対応もできます。

 【注文方法】ワークショップ「サクラティエ」☎0773・43・3367、FAX0773・43・3368。

菓子作りに励む「サクラティエ」のメンバーら