ナースウェーブ

 京都医労連や京都自治労連・医療部会、京都民医連など5団体で構成する「ひろがれ看護のこころKyoto連絡会」は11月16日、秋のナースウエーブ行動として、看護師の働き方や看護の原点について学ぶ企画を、京都市中京区のラボール京都で行い、47人が参加しました。

 学習会では、看護師で大津赤十字病院労組の中小路貴子委員長が、「ケアに生かそう『て・あーて』のこころ」と題して講演しました。手で触れるケア「て・あーて」の理念を解説し、介護される人もする人も「人間らしく」いられるケアを重視する大切さを、自身の経験と重ねて紹介。看護師不足、長時間労働など多忙で過酷な医療現場にあって、看護師自身が疲労状態にあるなかで、「患者が安心できる場は、職員にとっても働きやすい場。患者も働く人も笑顔で過ごせる職場を作りたい」と職場や処遇改善と合わせて取り組むことの大切さを強調しました。

 意見交流では、市職労病院支部から、市立病院で2交代勤務の試行が行われる経過と対応について報告があり、民医連からは、長野県の特別養護老人ホームの職員が業務上過失致死に問われた裁判で、無罪を勝ち取るための支援の訴えが行われました。学習会終了後は、阪急西院駅前で、夜勤改善、医師・看護師らの大幅増員求める署名宣伝を行いました。

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