八幡市男山の山林(橋本東山本、八幡大谷地区)に計画されている太陽光発電施設の建設に反対する住民らが13日、地元の橋本公民館で「男山の太陽光発電に反対する住民集会」を開きました。

 同地域では6月末に続く、2回目の集まりで、新たに住民運動グループ「男山の太陽光発電建設反対実行委員会」を立ち上げ、反対運動を全市規模に広げることを確認しました。

 同実行委員会は、個人、団体で構成。当面、八幡市長と同議会に対し、▽進行中の男山の太陽光発電施設建設の中止▽地元住民の納得を得た上で工事を進めるよう事業者に要請▽男山の山林を開発禁止区域とする条例の早急な制定―の3点を求める請願署名を広げることにしています。

 男山の太陽光発電工事は、施工業者の株式会社日本エコロジー(大阪市)が、八幡市に伐採届を提出して工事に着手。しかし、宅地造成等規制法に違反する無許可工事として、府山城北土木事務所が、工事の禁止や工事報告書提出などの指示を出し、業者は7月、仮の防災措置工事を行いました。

 集会では、これらの経過報告とともに、業者による防災措置工事後の現状を報告。実際の伐採区域は、市に申請した0・95㌶にとどまっているのか、砂防指定地や土砂災害特別警戒区域(急傾斜地)に隣接した土地での工事で、豪雨による土砂や水の流出の心配があるなど、問題点や不安を共有しました。