集まった子ども連れのママ・パパを前に暮らしの希望を語る倉林議員(6月1日、綾部市)

 日本共産党の倉林明子参院議員と語り合おうと、綾部市で子育て中の父母らが1日、同市内の飲食店で、懇談会を開きました。倉林議員は、約30人の子連れのママらに囲まれ、暮らしと政治の関わりを伝えるとともに、「市民の声で政治は変わる。ぜひ声を届けてほしい」と語りかけました。

 参加者は、昨年8月の綾部市議選で、日本共産党の中島祐子市議の初当選のために奮闘した「中島ゆうことくらしの未来会議」のメンバーです。

 懇談は、中島市議が倉林議員の演説を聞き、「国会議員はテレビの中で居眠りしているだけ」という考えから、「議員の仕事はこんなにも人々の暮らしを良くすることができる」と立候補へ背中を押された経験をもとに、「ぜひ倉林さんと会って、話してほしい」と企画しました。

 会場は民家を改装した自然食おばんざいの店「綾部つむぎ」。店内いっぱいの子連れのママ・パパがお菓子を食べながら倉林議員を囲みました。

 倉林議員は、参院選に向けて、全国32の1人区のうち、30で統一候補の擁立で合意できたことを説明。新しい政治の実現に向けた展望が開かれていることを強調しました。

 参加者から、「介護職で給料が安い」「就学援助を受けている」という声があり、倉林議員は、「保育士、介護士の給与の水準は国が決めているし、就学援助の基準も国が決めた生活保護基準に基づいている」と政治との関わりを説明。

 また、憲法で義務教育無償化が規定されているとともに、高等教育無償化を進める国際条約を政府が批准していることを示し、「みんなの声で約束を『守ってよ』と言おう」と呼びかけました。

 参加者からは、「未来会議With倉林さんで、未来へこんなことができると可能性を感じた」「もっと子どもの未来のため税金を使う社会であってほしい」という声が次々と上がりました。

 最後に、倉林議員は、「参加者と未来の展望、希望を共有できた。語り合えて本当に楽しかった。みんなの声で政治はやるもの、ぜひ声を上げてほしい、その声を背に取り組んでいきたい」と語りました。

 幼児を連れて参加した30代女性は、「国会の中が変わって、共闘が進んでいるという希望をみせてもらった。また一人ひとりの声が政治とつながっていくんだと教えてもらった」と語っていました。