来夏の参院選で、日本共産党の躍進、京都選挙区(改選2)での再選に向け、同党の倉林明子参院議員(京都選挙区候補)は、各地で宣伝・対話を広げるキャラバン宣伝に取り組み、10日までの3週間で、ほぼ府内を一巡します。

 乙訓地域を巡った4日は、長岡京、向日、大山崎の2市1町で4カ所の街頭宣伝と、両市の新婦人内後援会が、それぞれ企画した「つどい」で国政報告。倉林議員が、「選挙本番みたい」と口にするほど、切実な願いや熱い期待が託されました。

 倉林議員は、先の通常国会の異常さを告発。刑法で禁じる賭博を合法化する「カジノ(統合型リゾート〈IR〉整備推進)法」や、過労死ラインとされる月100時間の残業を認める「働き方改革」一括法を強行成立させた、安倍政権に怒りを込めました。

 働き方改悪法案の反対質疑を振り返った倉林議員は、「全国過労死を考える家族の会」のメンバーが遺影を手に傍聴する中、国民の命や安全よりも企業の利益を優先する安倍政権の姿勢に、「悔しくて涙が出た。思い出しても泣けてくる」と声を震わせ、豪雨被害への対応より悪法の成立に力を入れる安倍政権を変えようと訴えました。

 一方で、前進している野党共闘の成果を強調。今年、安倍政権が狙う改憲案の発議を、今国会では阻止した背景には、「安倍政権のもとでの改憲は許さない」という6野党・会派の結束と9条改憲阻止の「3000万人署名」の広がりがあるとし、「市民と野党が力を合わせれば、安倍政権の思い通りにはさせない。この闘いを大いに広めよう」と運動を激励しました。

 3年前、「戦争法(安保法制)」廃止の1点から始まった野党共闘が、「原発ゼロ法案」(4党での提案)、「子どもの生活底上げ法案」など、20本も共同提出できるまでに前進したことを紹介し、「安倍政権に変わる受け皿はあります。安倍政権を倒し、一緒に新しい政治のスタートを担おう」と力を込めました。

 そして、来年4月の統一地方選に続き、7月の参院選で、野党共闘を大切にし、安倍政権と対峙する日本共産党を伸ばしてこそ、新しい政治を前進させる力になると訴え、「再び京都から国会に送り出してください」と支援を呼びかけました。当地では、武山彩子府議候補(長岡京市議)、大山崎町議選の4候補、地方議員らと一緒に行動しました。