京都市左京区の個性豊かな個人商店などをめぐる「星空スタンプラリー」が4月20日スタートし、5月末まで開かれています。29日には、岡崎公園で120店舗が参加する「岡崎ワンダーマーケット」が開かれます。

 主催は30代から50代の店主が中心の「左京ワンダーランド」(香取寛代表=17面「元気人」)。2010年、北白川地域の数店舗から始まり、一時中断しましたが16年に再開しました。

 今年のスタンプラリーには、天然酵母のパン屋さん、活版印刷の店、雑貨やCDも販売する古書店、自家焙煎の喫茶店など85店舗が参加。500円以上買い物をして、スタンプを5つ集めると、5つ目の店の景品がもらえる仕組みです。景品も、泡盛飲み放題、店主の好きな曲を集めたCDなどユニーク。

 合言葉は「左京から繋がる終わらないお祭り」。春のスタンプラリーと岡崎公園でのマーケット、秋には糺の森でマーケットを企画。それぞれ約1万人が訪れる大イベントです。香取代表は「どうしたら面白くなるか、そればかり考えています。来た人が楽しめ、店主もお客さんとの出会いを楽しめたら最高」と話しています。

 事務局でデザイナーの宮Cityさん(44)はドイツ菓子店を経営。「もうかる即効性はないけど、じわじわと長く楽しんでもらえるのが左京カルチャー。一度見に来て欲しい」と呼び掛けています。

 5月27日には、叡山電鉄で「星空列車&星空パンマルシェ」も企画されています。

 問い合わせ☎080・5036・0582(香取)、メールsakyowonder@gmail.com

(写真=「左京ワンダーランド」事務局の宮Cityさん〈左〉と香取さん

(「週刊京都民報」5月6日付より)