京都市が狙う敬老乗車証の改悪に反対する「西京市民集会」が4日、西京区の洛西新林会館で開かれました。70人が参加し、集会後には改悪許すなと訴えてパレードをしました。

 集会は、年金者組合西京支部、市民の足を守る西京連絡会など6団体でつくる実行委員会が主催しました。

 敬老乗車証の改善を求める大原野・上里の会の塩見修さんが基調報告し、市が8月に、制度による負担額を強調し、高齢者と若い世代との対立をあおる記事を「市民しんぶん」に折り込んだことを批判。一方で、市民の粘り強い運動で改悪を阻止してきたことを挙げ、「住民運動が決定的に重要」と訴えました。

 年金者組合西京支部の藤原克東さんがあいさつし、「区民の願いを市に届けよう」と訴え。日本共産党の河合葉子市議が市や議会の動きについて報告しました。

 参加者は、改悪方針撤回と西京区などで運行する民間バスへの適用拡大を求める決議文を採択しました。

■16日・宣伝&デモ/23日・全体集会

 「敬老乗車証守ろう! 連絡会」は、改悪方針の撤回を求める市への署名提出と改悪阻止の集会を行います。
 ▽16日(木)、正午から市役所前宣伝とデモ、午後1時から署名提出。
 ▽23日(木・祝)午前10時から、京都教育文化センター(左京区)で「改悪ストップ! 全体集会」。
 問い合わせ☎075・211・1161(連絡会)。