保育所待機児童数が119人(8月1日現在)に上る長岡京市で、安心して子どもを預けて働ける子育て環境をつくろうと、新婦人長岡京支部が、「保育所ふやして! プロジェクト@長岡京」を立ちあげました。保育制度の現状を学んだり、子育ての悩みに寄り添う企画を開きなから、公立・認可保育所増設の署名運動を進めています。

 8月26日は、NPO法人福祉広場の池添素理事長を講師に、同市内で学習会を開き、乳幼児を連れたママや子育て経験者らが集いました。池添さんは、「子育てに教科書はいらない。子どもに合わせて育てれば間違いない」と述べ、子どもの困った行動への対応、自身と歯車の合わないわが子との付き合い方のポイントなどを紹介。子育ては、自分育てでもあり、保育や療育など集団の中で力を合わせること、つながったたくさんの人と悩みや喜びを分かち合いながら向き合うことの大切さを話しました。

 この日は、室内で講演と本の読み聞かせ、ペープサートを楽しんだ後、街頭に出て、署名を呼びかけました。

 請願署名は、▽希望するすべての子どもが入れるよう、公立保育所あるいは認可保育所を緊急につくる▽認可外保育所の保護者負担をさらに軽減し、保育にかかわる保護者の経済的負担の格差をなくす――ことを求める内容です。長岡京市議会12月定例会に提出する予定です。