京都市中京区の西北端に位置する朱雀第八学区で、日本共産党の朱八下支部が4月22日、地域を歩いて住環境や要求を見聞きしようと「街かどウオッチング」に取り組みました。

 同党中京区住民運動部長の山田愛毅さんや支部のメンバーら11人が参加し、2グループに分かれて、JR円町駅周辺や朱八小学校かいわいで行動。空き家と民泊が増えており、民泊の中には、長期滞在型、一軒家で管理者が常駐しないもの、集合住宅の1部屋を貸し出すなど、多様な業態で同地域にも存在していることがわかりました。

 山田さんと吉田典夫同支部長、元府議の岩田隆夫さんのグループは、管理者が常駐しない民泊の両隣の住人と対話。「ベランダや玄関先でのたばこの煙、吸殻が気になる」「夜中に、階段の上り下りの音や会話が聞こえ騒がしい。警察にも電話した」など、実情が出されました。

■共産党市議団「民泊ハンドブック」に“助かります”

 日本共産党京都市議団が作成した「住民のための『民泊』対応ハンドブック」を手渡すと、応じた女性は、「助かります。何かあった時はよろしく」と話しました。

 また、「一方通行の狭い道なのに、車の通行量が多くて危険」、「川の掃除をしているが、ごみの処理はどうしたらいいのか」など、日常の困りごとも寄せられました。

 支部では、実情や要望を検討し、今後の地域の運動や市政改善の取り組みに生かすことにしています。

(写真=町内をウオッチングし、住民から要求を聞く支部メンバーら

(「週刊京都民報」5月14日付より)