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■改憲一体のアベノミクス
 安倍政権が選挙の争点に掲げるアベノミクスとは何か。それは強兵のための富国です。強い国家の経済的基盤形成が狙いにほかなりません。安倍首相自身、訪米時の講演で「私の外交・安全保障政策はアベノミクスと表裏一体だ」と明言しています。そして、この「表裏一体」の意味を問われて、GDPを増やすことが出来れば、国防費を増やしていくことも出来るといっています。つまり、アベノミクスと軍備増強は切ってもきれない関係にあるわけです。かくして、改憲論とアベノミクスもまた、不可分な関係にある。ここをしっかり見据えて投票することが大事です。

 安倍政権は野党共闘を「野合」とやゆしていますが、これは一笑に付していい。何としても、強権政治に歯止めをかける。立憲主義を守り抜く。その危機感と決意が野党共闘を実現させました。市民もそれをサポートしています。共産党の強い決意と推進力がなければ実現しなかったことで、その決断力を称賛したいと思っています。

 野党共闘にぜひ勝利してほしい。そのために真剣にそして本当に、本当に気合いを入れて頑張ってほしいと願っています。