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20160626-02  参院選公示後、最初の日曜日となった26日、日本共産党の志位和夫委員長が京都入りし、下京区の京都タワー前で野党共闘の勝利と日本共産党の躍進、京都選挙区(改選数2)での大河原としたか候補の必勝を訴えました。約5200人の聴衆が詰め掛け、志位委員長の訴えに「そうだ。ガンバロー」の声援と拍手が沸き起こり、街頭は熱気に包まれました。

 志位氏は、参院選で2つの目標にチャレンジすると表明し、▽野党と市民の共闘を成功させ、共闘が実現した32の選挙区で勝利する▽日本共産党の躍進を必ず勝ち取る―と訴えました。
 
 その上で、選挙の争点は鮮明になってきたと述べ、その一つとして改憲問題に言及。党首討論で、志位氏が「安倍首相は9条に手をつけないと言えるのか」と繰り返しただしたのに対して、首相は最後まで「手をつけない」と言わなかったことを告発。「安倍首相の改憲の本丸は9条だということがはっきりした」と指摘し、「自民党への1票は9条を壊す1票だ。絶対に9条を壊すわけにはいかない。安倍政権に厳しい審判を下し、反戦平和を貫いてきた共産党と大河原候補へ1票を」と力を込めました。

 また、「アベノミクスも大争点になってきた」と指摘。「安倍首相は『いずれは家計に回ってくる』と言って3年半。しかし、実質賃金は5年連続マイナス。個人消費も2年連続マイナス。日本経済はアベノミクス不況いっていい」と強調。英国のEU離脱で、円が急騰し株価が大暴落していることについて、「アベノミクスが投機マネー頼みで、日本経済を脆弱にしたからだ」と指摘。「アベノミクスを続けたら日本経済は火の車になってしまう」と述べ、アベノミクスからの根本的転換を訴えました。

 その上で、経済に民主主義を確立する日本共産党の「3つのチェンジ」を紹介し、「財界応援から暮らし応援へと政策には一本スジが通っている。それも、財界から1円も献金をもらっていないから提起できることだ。ぜひ実行させてほしい」と訴えました。

 最後に、志位氏は「野党と市民の共闘は、この選挙だけの問題ではない。参院選勝利で、さらに発展させてほしい。そのためにはどうしても共産党の躍進が必要だ」と強調。「野党共闘実現のために果たした日本共産党の役割について述べ、「共産党の躍進が日本の政治を変える確かな原動力だ。選挙戦を頑張り抜いて、安倍政権を終わらせて日本を変えよう」と呼びかけました。

 市田忠義副委員長・参院議員(比例代表候補)は「比例9人の候補の必勝を勝ち取りたい。京都選挙区では、自民党を追い抜き第1党実現で大河原さんを押し上げてほしい。日本の夜明けは京都から。がんばってがんばり抜いて、結果を出そう」と呼びかけました。

 大河原候補は「政治は変えられる。日本共産党の躍進と私の勝利で、戦争法廃止、消費税10%増税中止を勝ち取ろう。39歳、弁護士の大河原を必ず国会へ送り出してほしい」と訴えました。