沖縄連帯緊急宣伝行動 「オール沖縄の総意を踏みにじる安倍政権の異常な暴挙糾弾、辺野古新基地建設の暴力的強行反対、計画と建設を即時撤回せよ!」と29日夕、伏見区の東大手筋で「沖縄連帯伏見緊急行動」が取り組まれ32人が参加しました。オール沖縄と連帯する伏見の会、伏見革新懇、憲法9条で21世紀に平和をつくる伏見共同シンポジウム実行委員会が呼びかけたもの。フェイスブックを見て城陽市や左京区からかけつけた人もいました。
 独自の横断幕やチラシ、プラカード、プラスターを準備。短時間にも関わらず、「辺野古新基地建設の中止と普天間基地の無条件撤去を求める請願署名」は35筆、沖縄連帯・支援募金は2万2000円集まりました。署名して1万円をカンパした人、辺野古新基地建設を憂う声も聞かれました。
 行動するミュージシャンとして度々沖縄・辺野古に駆けつけて支援活動をしている川口真由美さんが、「安里屋ユンタ」のギター演奏で沖縄の米軍基地建設糾弾を訴え、立ち止まって聴き入る買い物客や帰宅者もいました。
 「9条の会醍醐」の矢島哲夫さんは、唯一の地上戦で沖縄の人口の4分の1以上の20万人もの人たちが犠牲になり、島内各地で集団自決があったにもかかわらず、戦後も70年もの間、米軍が居座り続け、生活や平和を脅される中で、島ぐるみの辺野古基地建設反対運動に発展していることを紹介。連帯を呼びかけました。
 沖縄支援に取り組む京都大学の学生と台湾留学生が駆けつけ、沖縄の美しい海などを掲載した沖縄特製カレンダーを手に持ってスピーチ。本橋惠子(仮称)さんは、基地ゲート前で座り込む建設反対運動の人々に襲いかかる官憲や海上での抗議行動への海上保安庁の巡視艇による暴力的な排除、弾圧など、辺野古で目の当たりした生々しい実態を怒りをこめて告発しました。「沖縄だけの問題でなく日本全体の問題。今こそ沖縄の人達と連帯しなければ」と訴えました。
 岩佐英夫弁護士(京都南法律事務所)は、「沖縄の辺野古新基地建設反対のたたかいは、保守も革新もなしに文字通りにオール沖縄が団結したもの」と強調。昨年の名護市長選、市議会選挙に続き、知事選挙でも元自民党沖縄県連の幹事長だった翁長氏が当選したことを述べ、「総選挙で沖縄の1区から4区まで全ての小選挙区で辺野古の新基地反対候補が自民党候補を全て破っての勝利。安倍首相が沖縄の人々の民意を踏みにじって建設を進めることは民主主義とは根本的に相容れない」と訴えました。
 日本共産党の赤阪仁前市議が「いっせい地方選挙では、平和を守る議員を選ぼう」と力強く訴えました。上原ゆみ子前府議も参加しました。(仲野良典)