集団的自衛権行使表明に抗議宣伝 安倍首相が15日、集団的自衛権の行使について憲法解釈の変更容認の検討を表明したことを受け、京都総評や民主団体の10団体は16日夕、四条河原町で抗議の宣伝を行いました。25人が参加し、京都総評や京都母親連絡会などがマイクで解釈改憲の撤回を求めました。
 総評の梶川憲事務局長は16日に発表した抗議声明の内容を紹介。日本が米国をはじめとする同盟国が行う戦争への参加を打ち出したもので「憲法9条に真っ向から違反するもので断じて容認できない」と厳しく批判。京都母親連絡会の吉田文子会長は「安倍首相の暴挙に怒りで体が震えた。日本を戦争する国にしていいのか、声を上げ、運動を広げよう」と呼びかけました。
 チラシを受け取った東山区の女性(59)は「安倍さんの進め方は性急過ぎる。このままだと戦争に巻き込まれていくのではと不安に駆られている。戦争は絶対にしてはならない」と憤っていました。高校の公民の授業で「憲法は1国の首相が変えられるようなものではない」と学んだという男子高校生は「変えられないことを無理やりやろうとする安倍さんがこれだけ急ぐことが逆に怪しい。もっと勉強したい」と話していました。