20150604-02 野のはな書道会(春野かそい代表)は、第21回となる書展を京都市左京区の京都市美術館別館で開催しています(7日まで)。今回の基調は「愛」。漢字やかな、詩文で大切な人への思いや自然への感謝、命の尊さを表現した約100点が展示されています。

 「戦場に花は咲かない」と題した自作詩と対で「いのちのダンス」として「花」の文字20点を様々な形や墨の濃淡、筆使いなどを駆使して表した作品、小説家の佐藤貴美子さんの「母さんの樹」から引用した「母さんはいつも留守だった」詩に自身の子育てを重ねた思いのこもる書など、力作揃いです。

 これまで憲法9条を題材にした作品に取り組んできた春野代表は、初めて立体作品に挑戦。憲法9条のシンボルとなるモニュメントを意識した模型を製作しました。模型は、屋根に戦争放棄の文字と子ども、チョウを乗せ、周囲には内側から9条の条文の文字がくりぬかれています。上から見ると「9」の形で、子どもたちが中に入って遊べるようになっています。

 同会事務局の植田淳子さんは、「戦争への動きが急速に強まる中で、憲法9条をシンボルとした記念碑を作ろうとの提案です。運動の高まりとともに広げていきたい」と話していました。