尾崎望さん迎え府民大集会 来春の府知事選に立候補を表明した小児科医の尾崎望氏(京都民医連会長)を迎えて、「世直し!府直し!大集会」(「民主府政の会」などでつくる実行委員会主催)が19日夜、京都市左京区のみやこめっせで開かれ、会場いっぱいの4500人が参加。尾崎氏は「ひと・いのち輝く府政へ転換したい」と力強く表明しました。
 尾崎氏は、診療の現場で「貧困の再生産」に直面し、政治の責任と役割を感じたことが立候補を決意した理由とのべ、「暴走する安倍政権に追随する府政のもとで府民生活は困難を極めています。国の悪政の防波堤となり、安心して住み続けられる京都府を取り戻したい」と語りました。
 尾崎氏の人柄と魅力について、難治性疾患の長男を診てもらっている風月ふうげつさつきさん(推薦人)は、「素朴で飾り気はないけれども、いつも親身に寄り添ってくれる尾崎先生をみなさんに知ってほしい」と語り、前回知事選で候補者として奮闘した門祐輔さん(京都協立病院院長)は、「府北部の医療、介護をしっかり支援する府政を」とエールを送りました。
 山田府政の実態について各界の府民が告発。京丹後市米軍レーダー基地配備に反対する地元の増田光夫さんは、「日本で133番目の米軍基地となる。基地を受け入れる知事には辞めていただきたい」と語りました。国会から駆けつけた日本共産党のこくた恵二衆院議員・国会対策委員長は、「消費税増税や社会保障改悪、TPP推進など安倍政権の暴走を府民と一緒にストップさせる尾崎さんを知事にしよう」と知事選勝利を呼びかけました。