レーダー受け入れ方針抗議申し入れ 日本共産党府議団(前窪義由紀団長、11人)は11日、京丹後市経ヶ岬への米軍レーダー基地設置問題で知事が受け入れ方針を示したことに対し、抗議と基地配備をやめるよう求めて申し入れました。
 知事は10日、京丹後市長とともに防衛相と会談し、「政府として責任ある対応を確認できた。大筋で(受け入れの)条件は満たされてきている」と言明し、9月府議会で受け入れ表明する意向を示しました。
 申し入れでは、米軍基地配備に不安と反対の声が高まっていることを指摘し「こうした多くの住民の思いを無視して米軍レーダー基地を受け入れ、協力していくことは断じて許されない」とし、▽ミサイル攻撃やテロ・ゲリラ攻撃の標的になる危険性がある▽米軍人による犯罪や事件・事故▽強力な電磁波の影響▽滋賀県饗庭野演習場のオスプレイを使った日米軍事演習とともに、在日米軍基地の拡大・強化そのもの▽安倍内閣がすすめる集団的自衛権行使と日米軍事同盟強化という戦争準備の重要な一翼を担うもの―と批判。「国際紛争の解決は、憲法9条に基づいて平和的な外交努力によってなされるべきである」と述べ、受け入れ姿勢をただちにあらためるよう求めています。
申し入れには、前窪義由紀、加味根史朗、成宮真理子、西脇郁子府議が参加しました。