京都で護憲の議席を必ず

社民党京都府連元代表 奥田和浩さん

 参院選は、憲法が改悪されるかどうかの最大の正念場となっています。この後、3年間は国政選挙が予定されていません。選挙結果次第では、改憲発議がされてしまいかねない。今こそ、憲法を守るために死に物狂いでたたかうべきときです。
 自民党は昨年、改憲草案を発表しました。9条を変えて「国防軍」をつくるとしているほか、表現の自由の規制、天皇の元首化など、人権を蹂躙じゅうりんするひどいものです。
 この草案の起草にかかわったのが、自民党・西田昌司氏です。現憲法を占領期に「押し付けられたもの」と攻撃しています。また民主党・北神圭朗氏も同じく改憲派です。彼も「占領憲法」と言ってはばかりません。
 2人とも右翼で、誤った歴史認識を持っていることは共通しています。それぞれ、アメリカの新聞に「慰安婦」の強制を否定する意見広告を出しています。北神氏はさらに、「国のために死ぬという愛国心をどう教育するか」と述べたそうですね。
 こんな2人に参院京都選挙区の議席を渡してはなりません。京都の議席は何としても護憲勢力で獲得しましょう。
 共産党は都議選で議席を倍増させたようですね。その勢いで参院選もがんばってほしい。(「週刊しんぶん京都民報」2013年7月14日付掲載)