消費税増税中止を

おおえ駅前商店街代表理事・岡本芳樹さん

 私たちの商店街は、大江駅(福知山市)前商店街です。増税を何とか止められるものならと、府議会6月定例会に「消費税増税実施の中止を求める請願」を提出しました。
 不景気でどこの商店街も営業は厳しい。前回、税率が3%から5%に上がったとき、前倒しで景気は少し良くなりましたが、その後の反動が大きかった。
 私の店は従業員9人の電気店です。商店街に加入する他の店も、今度は、8%、10%となると消費は本当に冷え込み、大きな影響を受けます。商売は成り立たなくなり、廃業せざるを得ません。
 増税中止の問題は、今度の参議院選挙で政党や候補者を選択する基準の一つと考えています。
 安倍政権は、アベノミクスで景気を回復すると言っていますが、私たちのような立地条件の悪い商店街に、財政政策や金融緩和といっても、それが波及して営業が良くなることなどと到底無理です。
 それよりも、地域経済をどう活性化させるのか、そのことを真剣に考えてほしいと思います。(「週刊しんぶん京都民報」2013年6月30日付掲載)